2019年12月02日 08:20更新
上越市戸野目古新田で建設が進められてきた県立武道館、愛称「謙信公武道館」が1日オープンし、一目見ようと約3,000人の市民がつめかけた。
1日は一般市民に館内が公開されたほか、武道の体験会も行われ、訪れた人たちが新しい施設で普段触れる機会の少ない武道にチャレンジしていた。
謙信公武道館は、建物の間口が146メートル。奥行きは54メートル。2階建てで延べ床面積は1万3,000㎡ある。
柔道や剣道の試合場が8面とれる北信越最大規模の大道場をはじめ、畳敷きと板張りのふたつの小道場。弓道場も的までの距離が60mのものと26mのものと2つある。
相撲場には本土俵と練習用の土俵があり、テッポウ柱も備わっている。
それぞれの道場には観客席も備わっていて全国規模の大会も開催可能だ。
9年前から関係団体が要望してきただけに、競技者にとっては待ち望んだ施設だ。
競技者からは「弓道場は全天候型なので1年中練習できる」「大道場は気合の響きが良く気分が上がる」など完成を喜ぶ声が聞かれた。
一般公開に先立ち開かれた式典で花角知事は、競技力の向上によりここから将来オリンピックのメダリストが誕生することに期待を寄せていた。
上越市の村山市長は「トップアスリートの姿をまの当たりにすることは子供たちにとって大きな魅力。スポーツの振興と交流が伸びることに期待したい」と話していた。
謙信公武道館では今月7日と8日にスポーツ少年団の空手道大会が開かれるほか、14日と15日にはファミリー綱引き大会が行われる予定。
さらに来年は、2月下旬から東京パラリンピックに出場するドイツ柔道チームの事前合宿がおこなわれ、4月には大相撲上越場所の開催が決まっている。
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