2025年04月01日 15:36更新
上越市在住の40代の女性が3月13日に特殊詐欺被害にあい、現金26万9450円をだまし取られたことがわかりました。警察は特殊詐欺事件として捜査を進めています。
上越警察署によりますと、今年3月13日午前10時頃、女性の携帯電話に警視庁の警察官を名乗る男から電話がありました。その電話で「逮捕した犯人があなたのキャッシュカードを持っていた」、「あなた名義の口座が詐欺に使われているため、あなたも犯罪に関わっているとして逮捕状が出ている」と言われました。
その後、話し相手が兵庫県警の警察官と名乗る男に変わった後、一度電話は切られました。その後、メッセージアプリに誘導され、女性はビデオ通話で警察手帳のような画像を見せられました。女性は相手から「今回のことは守秘義務があり、第三者に話すと犯罪になる。事件に関わっていないことを証明するには口座に入っているお金の紙幣番号を調べる必要がある。持っている銀行口座と残高を教えてください」などと言われ、口座番号を教えました。そして、指定の口座に現金を振り込むように指示され、金融機関のATMから27万円を振り込み、手数料550円を差し引いた26万9450円をだまし取られました。
女性は相手から「調査は1時間くらいで終わるので、1時間後に電話をかける」などと言われましたが、その後連絡はありませんでした。女性はだまされたと気づいて、その日のうちに警察に通報し、3月28日に被害届を出しました。
警察では「警察を名乗る電話があっても、身に覚えのない場合は一度電話を切って、かかってきた番号や指定された電話番号には折り返さず、最寄りの警察署か110番に電話してほしい」と注意を呼び掛けています。
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