2017年02月28日 17:00更新
28日、上越市頸城区にトキが飛来したと目撃情報が寄せられた。情報提供者は、頸城区柳町新田にある有限会社 酒井商事の社員。午前11時頃、会社の前の田んぼで2羽のカラスと並んで餌をついばむトキを見つけた。
目撃者は「はじめて見た、羽がピンクできれい。凛としていた。疲れていたのかたくさん餌を食べて歩き回っていた」と話し、貴重な体験ができたと喜んだ。
(28日午前11時過ぎ 頸城区柳町新田 撮影者:久比岐の里 峯村正文さん)
トキは同じ場所に20分ほどいたあと、南の方角に飛んでいったということ。
トキは平成20年の9月以降、佐渡市で15回放鳥され252羽が放たれている。過去に一斉放鳥のあと、上越市周辺でも多数の目撃があった。市によると頸城区での目撃は平成21年3月以来だという。
環境省によると、県内では佐渡の他、上越、長岡、村上など複数の自治体で飛来が目撃されている。個体によっては本州に渡り、再び佐渡に戻ってくるものもいれば、そのまま本州を移動するものもいるという。環境省には佐渡以外での目撃が年間数例よせられ、遠くは秋田でも目撃があった。
※2017年2月28日 ニュースLiNKで放送 初回18:30~