2023年08月11日 15:45更新
終戦の年におけさ丸が米軍機に襲撃された8月10日に合わせ、平和への願いを込めた集会が佐渡市の両津地区で開催されました。
ピースキャンドルプロジェクトと題したこの集会は、太平洋戦争時の1945年8月10日に新潟港に入港した佐渡汽船の初代おけさ丸が米軍機の襲撃を受け、多くの死傷者を出した歴史から、悲劇的な出来事を偲びその犠牲者たちに追悼と敬意を表すものです。集会は毎年8月10日に開催され、7年目の今回はおよそ100人が集まりました。
集会では「初代おけさ丸襲撃事件」の概要や終戦後、95年7月2日に新潟鉄工所の連絡船が川底の機雷に触れ、相川中学校の生徒3人を含むおよそ30人が犠牲となった「鉄工丸機雷事件」について話があり、参加した人たちは、静かに話に聞き入っていました。
集会の後には、両津港に移動し、午後7時30分両津発のおけさ丸をキャンドルへ火を灯し見送りました。
また、乗船した人もペンライトで犠牲者たちへ追悼の意を示しました。
参加した人たちは、平和の大切さを語り継いでいく決意を胸におけさ丸を見送りました。
集会を主催した佐渡地区平和集会実行委員会は、今後もこの集会を続け、初代おけさ丸の悲劇を伝えると共に、平和への願いを共有していきたいとしています。
佐渡テレビジョン
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