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「佐渡ロングライド210」ライダー1700人が佐渡の景色堪能/佐渡テレビジョン

2023年05月22日 16:41更新

国内最大級のサイクルイベント「佐渡ロングライド210」が5月21日(日)に開催され、多くの参加者が佐渡の景色を楽しみながら完走を目指しました。
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21日の早朝5時過ぎ、佐和田海岸沿いの道路にはスタートを待つ参加者が長い列をつくり、午前5時30分ごろになると渡辺竜五佐渡市長などの合図で次々と参加者がスタートしていきました。

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今回は北海道から沖縄までおよそ1700人が参加。佐渡ロングライド210は佐渡一周の210kmコースをはじめとする4コースのほか、前日には陶芸体験やカフェでのランチを盛り込んだ「エンジョイグルメライド」が新設されました。順位やタイムを競わず、制限時間内の完走を目指すのが特徴です。 

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スタートから19km地点の相川エイドステーションでは、ボランティアによって、そばやおかゆなどが振舞われ、参加者たちはこれからの長丁場に備えて英気を養っていました。

早朝の天気は曇り空で気温も低めでしたが、午前8時を過ぎると晴れ間がのぞき、参加者は風光明媚な佐渡のコースを堪能しながら完走を目指していました。

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そんな参加者たちを待ち受けるのは、難所の一つとして知られる急こう配の坂道、跳坂です。その形状から通称「Z坂」と呼ばれていて、参加者は手前の休憩所で息を整えます。

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急こう配に表情も苦しくなりますが気力を振り絞ってペダルを漕ぎ進めます。

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坂を上りきった参加者は、達成感を味わうとともに目の前に広がるパノラマ風景を写真におさめていました。

また、コースを進む中で参加者たちを後押ししたのが、島内各地の沿道から届く応援の声でした。

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両津地区浜梅津では、地域住民が集まって前を通る参加者に声援を送っていました。

またロングライドの特徴の一つといえば、参加者たちが思い思いにその身を包んだサイクルウェアです。大会の参加にあわせて自らデザインもする人もいるという個性的なウェアの数々が、沿道で声援を送る地域住民や参加者を楽しませていました。

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その中に、ひときわ目を引く全身赤のウェアに身を包んだ参加者が。ヨーロッパの自転車レースファンを真似た衣装で10回ほど佐渡ロングライド210に出場している通称"悪魔おじさん"。「速い自転車に乗って参加者を応援してもいまひとつなのでママチャリに乗っている。自分が一番笑顔をもらっている気がする」と話していました。

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その後も数々の難所を乗り越え、ゴールの佐和田海岸沿いに戻ってきた参加者は、晴れ晴れした表情でフィニッシュゲートをくぐっていました。

参加者は「信号が少なくて走りやすく、地元の人たちがよくしてくれるので毎回楽しめている。来年も参加したい」と達成感に満ちた表情で話していました。

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この日は風が強く、完走率は全体で88.9%と前年より5ポイント近く下がりましたが、気温の面では温かく走りやすい気候だったということです。

佐渡テレビジョン

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