2021年06月16日 15:02更新
ふるさとの偉人、川上善兵衛のワイン用ブドウを育てる授業が上越市立高士小学校ではじまり、16日は児童が岩の原葡萄園を見学しました。
岩の原葡萄園を訪れたのは5、6年生15人です。児童は今年1年、ワイン用ブドウの栽培を手伝い、ふるさとの偉人の川上善兵衛について学びます。初日の16日は事前学習として、ワインを貯蔵する石蔵などを見てまわりました。
園の担当者は地主だった川上善兵衛が村人のために私財をなげうち、ブドウ栽培に打ち込んだことや、失敗を重ねながらもあきらめずに挑戦し続けたことを説明しました。
また、ブドウ畑では善兵衛が開発した国産ワイン用ブドウ、マスカットベーリーAなど、ブドウ3種類の見分け方などを教わりました。
説明の後児童は「ブドウ畑で黒ブドウの違いが知れてうれしかった。ブドウ栽培の仕事がんばりたい」と意気込んでいました。
岩の原葡萄園の建入一夫さんは「歴史のことは高士小の児童はよく勉強している。職場体験では善兵衛さんのあきらめない思いを学び、生活に取り入れ、これからにつなげてほしい」と期待していました。
体験学習は、来月「摘房」と呼ばれる房の間引きからはじめ、収穫後の剪定まで4回行われます。
Copyright (C) 2016-2023 上越妙高タウン情報 All rights reserved.