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上越市 コロナ感染者増加に“警戒感” 大規模接種会場への対応は不透明

2021年05月28日 17:35更新

上越市内でゴールデンウィーク明けから新型コロナウイルスの感染者が増えていることについて、村山市長は28日に開いた記者会見で「感染経路や病床使用率など、データをみながら、慎重に状況を見守っている」と話しました。また、県がワクチンの大規模接種会場の設置を検討していることについて「上越市としてどう対応するかはまだ不透明な状況」と話しました。

210528_上越市記者会見

上越市内ではゴールデンウィーク明けからきのう27日までに、新たな新型コロナウイルスの感染者が30人確認されました。この間、市は対策本部会議を開いていませんが、感染者の増加について市長は「警戒感がある。先日は6人の感染が確認され議論になったが、感染経路がわかっていることが大きかった。そこで抑えられ、クラスターにならなければ収まるということで、様子を見ようと」「対策本部会議の開催は、10万人あたりの感染者、感染経路不明者、病床使用率などを調査しながら、上越の状況を見て適時適切に本部会議を開いていきたい」と話しました。

また、65歳以上へのワクチンの接種は、希望した6万300人のうち41%にあたる2万4743人がきのうまでに1回目の接種を終えたということです。集団接種については、6月6日に対象の9割が1回目を終わる見込みで、7月25日には完了するとしています。

一方、県がワクチンの大規模接種会場の設置を検討していることについて市長は「県がどのくらいの規模で、どういう回数で開設するのか市は聞いていない。大規模会場が出来た場合、これまでやってきたやり方でやった場合どうなるのか。割り振りが出来るのか出来ないのかなど、県と話し合う部分が残っている」と話しました。

このほか、16歳から64歳までのワクチン接種については、来月中旬から接種券の送付が始まり、年内中には接種が終わる見込みを示しました。この場合も、高齢者と同じように会場と時間を指定する方法をとり、年齢や階層を絞って進めていく方針です。あわせて、接種する・しないの回答や個別接種をどこの医療機関で受けるかなどの手続きについては、高齢者の場合と違い、専用のWEBページでもアクセスできるよう、準備を進めるとしています。

 

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