2021年05月24日 19:01更新
妙高市の新型コロナワクチンの集団接種で、今月15日に90代の男性に誤って1日2回の接種をしたことについて、市議会は24日、誠に遺憾として再発防止に努めるよう市に申し入れました。
妙高市に申し入れたのは市議会の関根正明議長など3人です。妙高市は今月15日、新井ふれあい会館で行われた新型コロナワクチンの集団接種で、90代の男性に誤って1日2回のワクチン接種を行いました。市は発覚後、男性の健康を観察してきましたが、現在までに副反応など症状の悪化はないということです。
申し入れでは、誤接種の徹底した検証、再発防止の徹底、市民の安心安全の確保に努力することを市に求め、西澤副市長が応じました。
関根議長は誤接種は遺憾とした上で、「まだ市民の大半が打っていない状況。今回の経験を糧にさらに頑張ってもらいたい」と述べました。これに対し、西澤副市長は「これは基本的にあってはならないニュース。改めて再発防止を徹底していきたい。接種後に行くブースを明確化するよう(誘導員が)色付きのジャケットで案内をしたり、2回接種しないよう問診票の上に接種したブースの番号を明記をさせるなど、改善はしている」と話していました。
なお妙高市では23日現在、集団接種や施設接種で5837人が1回目の接種を終えていて、65歳以上の人の接種率は49.5%となっています。
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