2020年09月29日 20:30更新

新型コロナの影響で対面での教育実習ができないなか、上越教育大学の学生がオンラインによる実習を上越教育大学附属中学校の生徒を対象に29 日に行った。

上越教育大学では、毎年8月に小中学校での教育実習を行っている。しかし今年は新型コロナの影響で中止されていた。そうした中、オンラインアプリZoomを使った実習が行われた。

この日は、附属中学校の1年生107人を対象に道徳の授業が行われた。この日のテーマは「情報モラル」。実習生はSNSの危険性や個人情報の取り扱い方について、具体的な例をあげながら説明した。

2組で実習を行った上越教育大学の浅野翔太さんは「今年は教育実習ができないと思っていたため、こういう形であってもできることになって嬉しい。オンラインだと対面と違い生徒の反応が見えにくいので、イメージをしながら事前準備を行った」と実習日までをふり返った。

同じく吉田卓史さんは「今は小中学生でもスマートフォンを持つ子が多い時代で、個人情報の取り扱い方を学ぶことは必要だと思う。具体例などを用いてわかりやすい授業を心がけた」と話していた。