2019年04月03日 16:48更新
擬洋風建築として上越市内で最も古い旧直江津銀行の社屋がこのほど市の文化施設、「ライオン像のある館」として生まれ変わり、3日に開館式典が行われた。
「ライオン像のある館」は明治40年、直江津銀行の社屋として建てられ、擬洋風建築としては市内最古。銀行が経営不振で解散すると、海運業を営む高橋達太が取得し、現在の中央3丁目に回漕店の社屋として移設した。
市民におなじみのライオン像は移築の際に鬼門除けとして玄関に設置された。
10年前、所有者が建物を市に寄贈したあと、一昨年から耐震化や壁を建築当時の漆喰にするなど改修工事が進められてきた。3月には建物と当時の銀行の金庫が市文化財に指定された。
開館式には地元町内会など関係者約30人が出席した他、なおえつ保育園の年長園児27人が歌で新しい施設の開館を祝い、一同でくす玉を割った。
村山市長は挨拶で「今後この館は直江津の歴史と文化をはじめ、三八朝市に来た人が気軽に立ち寄るお休み処として活用するほか、趣きある空間を活かしたミニコンサートやマルシェの開催など、地域におけるまちの賑わい、回遊促進に活かしてほしい」と話した。
これに対し、中央三丁目・天王町町内会の角澤昭夫会長は「催し物はなんかやりたい。まだ具体的なことは頭にないができればやってみたい」と地元発信の利用活性化へ意気込みを語った。
ライオン像のある館(上越市文化財 旧直江津銀行)
■開館日:4月~11月の土日・祝日
7/24~8/23の平日 12月~3月の三八朝市のある土日・祝日に臨時開館
■開館時間:午前10時~午後5時(朝市開催時は午前9時から)
■入館料:無料
■イベント利用:土日・祝日に関わらず平日利用も可能
※上越市文化振興課に申請 ℡025-526-6903
※ご覧の記事の内容は2019年4月3日(水)JCVニュースLiNKで放送(TV111ch) 初回18:30~
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