2018年10月11日 15:32更新
イタリアのキャンティワインを飲みながら、ワイン文化を学ぶトークショーが10日、上越市仲町の料亭・宇喜世で開かれた。
このトークショーは、上越市でイベント会社を経営する清水剛さんが、イタリアのワイン文化を上越に紹介しようと企画した。
ゲストは、イタリア、キャンティワインを代表するワイナリーで創業千年の歴史がある「バローネ・リカーゾリ」のオーナー、フランチェスコ・リカーゾリさん。聞き役はワイン通で知られるジャーナリスト、宮嶋勲さん。
トークでは、リカーゾリさんが、良いワインは良いブドウ作りから、何よりも土壌と気候にあわせることが大事だと話した。
キャンティ地方は、大陸性の気候で寒暖差が大きく、ワインに適したブドウが作れるとされている。しかし、最近は異常気象が続いていて、苦労が多いということ。
きのうは、上越市をはじめ、三条市や柏崎市からイタリア料理店のシェフ、日本酒の蔵元、酒の小売業者など50人が出席し、ワインを呑みながら、リカーゾリさんの話に耳を傾けていた。
リカーゾリさんは「最近は醸造機械や醸造コンサルが進歩して美味しいワインを作れる。旨さだけでなく、飲んだ後、記憶に残るワイン、土地を感じさせるワインを作りたい」と意欲を示していた。
キャンティワインを飲んだ 参加者は「喉にくる渋みがいい。男らしいガツンと来る渋さ」「合う料理は強い味がいい。塩クジラがいいかも」「昔からの郷土料理が合いそう」と。
最後にリカーゾリさんは上越について「海があり背後に山、きれいな水、米も酒も魚もおいしそうだ……。宇喜世はすばらしい。伝統を守って細部に職人の技が生きている」と話していた。
※ご覧の記事の内容は2018年10月11日(木)JCVニュースLiNKで放送(TV111ch )初回18:30~
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