2018年08月01日 15:07更新
一から十まで学べます!
人材不足に悩む上越市浦川原区の総合建設会社「大陽開発」が、高校生に現場の仕事をじっくり学んでもらおうと、10日間の職場体験プログラムをはじめた。
同社では、これまで3日ほどのインターンシップを受け入れてきた。しかし、短い期間では不十分だとして、初めてこのプログラムを提供した。
その背景には、深刻な人手不足がある。この会社では昨年度10人以上の募集をかけたが、高校生の応募はなかったという。
大陽開発の荒木専務は「建設業は人手不足、高齢化が顕著。若い人に業界を向いてもらいたい」と話している。
職場体験に臨んだのは、上越総合技術高校 環境土木科の2年生、北澤研人さん。北澤さんは1 週間前から現場に入り、きょうは消雪パイプの設置工事を体験した。
ここまでに自ら図面を書き、工事の計画を立てるなど、いわゆる施工管理を学んでいる。北澤さんの指導は、入社6年の中堅社員が務めている。
北澤さんは「建設業に興味がある。学校では施工を勉強しないので、ここで学びたい」と意欲を示していた。
荒木専務は「大陽開発ではなくても、ここで学んだ子が建設業に入り、業界が無くならず隆盛してくれたら」と話している。
大陽開発では、今後もこうしたプログラムを提供し、人材を確保していきたいとしている。
※2018年8月1日(水)ニュースLiNKで放送 初回18:30~
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