2018年04月06日 11:30更新
上越市大豆のラーメン店「GOGO宝来軒」が4月下旬、ニューヨークで開催されるラーメンコンテストに参加する。出品するのは、日本とアメリカの食文化を融合した新感覚の「油そば」だ。いったいどんなラーメンなのか!?
これが今回出品する「エチゴ・タイプ・アブラ・ソバ ~メリケン~」。スープはなく、しょうゆ味のタレにはわさびが溶かしてあり、麺と絡めて食べる。
作ったのは上越市大豆のラーメン店「GOGO宝来軒」の店長、土肥正春さん。このイベントのために、日本とアメリカの食文化を融合した特別メニューを考えた。コンテストは年に数回ニューヨークで開かれていて、今回は日本全国から7店舗が参加する。
主催者フェイスブックより
土肥さんは「店はアメリカン・テイストへのあこがれがあってできた。そこに行けるのは夢のような話しだが、自分らしさは崩さずラーメンを作りたい」と燃えている。
タレをあぶるド派手な炎は、会場でのパフォーマンスとしても注目を浴びそうだ
商品名の「エチゴ・タイプ・アブラ・ソバ ~メリケン~」の「メリケン」は小麦粉のこと。新潟を知ってほしいとエチゴを入れた。「メリケン」のタレはしょうゆ味で、牛脂を使っている。タレはあぶることでしょうゆのコクを深めた。
そして、ラーメンには珍しいわさびを混ぜる。こちらもあぶることで、わさびの香りを残しつつ辛味をなくすことができ、アメリカ人でも食べやすくした。
具材もアメリカらしさを追求した。
チャーシューは豚肉でなく牛のバラ肉、それにトマト、スクランブルエッグ、コーンビーフ、赤玉ねぎ、フライドポテト、そして西洋わさびといった具合だ。タレや具材に牛を使ったのは、アメリカ人になじみのある味ということで選んだ。フライドポテトは、メンマの代わりになっている。試作は10回以上に及んだ。
「ラーメンはジャンクフード。好きなように、豪快に食べてもらいたい。ニューヨークの人たちにどれだけ理解してもらえるかワクワクしている」と土肥さん。コンテストは今月28日と29日にニューヨークのクイーンズで開かれる。順位は売り上げではなく人気投票で決まる。
最後に土肥さんに目標を聞いた。「おもしろいか、おもしろくないか。順位は1位か7位(ビリ)でいい。結果は重要じゃない」と。
「メリケン」はイベントが終わったあと、店でも販売する予定だ。
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