2025年03月31日 12:01更新
妙高市特産の辛味調味料「かんずり」を使ったクラフトビールが完成しました。どんな味がするのでしょうか?
これが、かんずりを使ったクラフトビール「風虎(かぜとら)」です。作ったのは、上越市仲町4丁目にある飲食店「スモーク&ビアオリオン」です。
店主 大越景子さん
「トウガラシとユズの香りがして少しの塩気。かんずりの香りと味が良く出て、いろいろな料理に合うビールになった。あまり辛くないので、辛いのが苦手な方でもグビグビ飲める」
大越さんは、これまでにも県内外の醸造所でクラフトビールを造り、店で提供した経験があります。地元のものを使ったのは今回が初めてです。
店主 大越景子さん
「上越に来てかんずりに出会い、5年前から構想していた。かんずりもビールもいろいろな料理に合うので、この2つを合わせたらおいしいだろうと思った」
写真提供:スモーク&ビアオリオン
醸造は去年12月に十日町市の「妻有ビール」で行いました。かんずりを加熱したり、熟成期間が異なるものなど10パターン以上試作しました。その結果、通常のものより香りや旨味が強い「生かんずり」を500リットルあたり3キロ入れることで、香りがほどよくついたということです。
「風虎」は、今年2月から「スモーク&ビアオリオン」で提供されています。1杯480ミリリットルで1390円、260ミリリットルで790円(税込)です。
またボトルタイプが4月1日(火)から販売されます。ボトルのデザインは、醸造元の妻有ビールが手がけました。かんずりの原料、トウガラシの雪さらしをイメージして、赤と白を基調とした和柄になっています。「オリオン」で330ミリリットルで1300円(税込)で提供されているほか、上越市の酒店「新潟の酒と米 まいどや」と妙高市の酒店「十二屋」で販売されています。※酒店はオープン価格
店主 大越景子さん
「かんずりとクラフトビールどちらも広がるきっかけになれば。かんずりを使った初のビール、地域の皆さんにたくさん飲んでほしい。県外へのお土産にも使って」
また、店ではかんずりビール第2弾も企画中とのことで、夏に向けてスッキリした味わいにする予定だということです。
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