2024年10月28日 17:05更新
児童の減少により来年3月に閉校する上越市立諏訪小学校で26日(土)に記念式典が開かれ、在校生や卒業生などが、明治から続いた120年あまりの歴史と伝統を振り返り別れを惜しみました。
諏訪小学校は明治34年、上真砂尋常小学校が設立されたあと、統合や、校舎の改修、改築を経て、昭和46年に現在の場所に開校しました。
全校児童の数は、最も多い時で80年前の昭和19年に300人ほどいましたが、少子化の影響で減り続け、今年度は22人でした。
このため来年3月に閉校し、来年4月、戸野目小学校に統合され、123年の歴史に幕を閉じます。式典には全校児童をはじめ、保護者や卒業生などおよそ140人が出席しました。
二瓶昭夫 校長
「地域に包まれている夢の学校。ここで育まれた諏訪の子たちは、これまで皆様から頂いたことを胸にこれからも力強く歩み、活躍することを確信している」
また卒業生2人が思い出を発表しました。このうち、昭和63年に卒業した山岸愛さんは、次のように述べました。
山岸愛さん
「諏訪小学校はただの学び舎ではなく1人ひとりの成長を守ってくれる存在。学校がなくなってしまうことは寂しいけど思い出はどこにいても残り続ける」
この後、記念セレモニーが開かれ、全校児童が劇や演奏を発表しました。
児童
「(ギター)コードを覚えることや弾きながら歌うのが難しかった。閉校する学校で最後の6年生はレア。貴重な時間だと思った」
児童 「思い出に残る場所。1番の思い出は運動会。今年団長となってみんなをまとめられた。みんなの心の中に残る学校でいてほしい。」
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