2023年11月24日 15:53更新
新潟県立中央病院は24日(金)、患者から預かっていた財布やスマートフォンなどの私物を誤って廃棄する事案が発生したと発表しました。
誤って廃棄した私物は、1人の患者から預かっていた財布、スマートフォン、スマートウォッチです。
県立中央病院によりますと、今年11月初旬、救急搬送の患者が治療のため入院することになった際、この患者の親族などが確認できず、本来私物を預からないところ、スタッフが預かって、病棟の薬品棚と一体になっている鍵付きの保管庫に保管したということです。
その後13日(月)、以前より予定されていた薬品棚の入替が行われ、私物を取りだすことなく保管庫が廃棄されたということです。このとき、保管庫に私物が入っていることを把握しているスタッフは、その場にいませんでした。
預かっていた私物がないことに気づいたのは、患者が転棟することになった15日(水)です。その翌日16日(木)に、病棟看護師長が処分場に行って保管庫を捜索しましたが、処分場への搬入品はプレス機にかけて裁断された状態であったことから、捜索を断念したということです。
病院では、患者に経過を報告して謝罪したうえで、今後は話し合いをして弁償などのについて協議するということです。
再発防止について病院では、やむを得ず私物を預かる場合は、2人以上のスタッフで私物を確認し、詳細に記録するほか、保管庫を使用していることが誰からでも分かるよう、張り紙などをして周知するとしています。
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