2023年05月16日 10:57更新
上越市のたちばな認定こども園で提供されている給食を、園児以外にも食べてもらおうと、調理を担当している栄養士の飲食店で同じ給食メニューの提供が始まりました。
給食メニューを提供しているのは、こども園の給食調理を担当している栄養士の信田紘基さんです。園では園児と保護者が給食を一緒に食べる行事が行なわれていましたが、コロナの影響で2年前から中止されています。こうしたなか、信田さんは保護者から行事を再開してほしいと望む声があることを知り、自身が直江津で運営する飲食店YAGAIYAで給食の提供を始めました。
これは今月8日にたちばな認定こども園で提供された給食のカレーライスとサツマイモのサラダです。
カレーに入っている野菜はタマネギ、ジャガイモ、ニンジンの3種類でいずれも市内で収穫されたもの。味付けには砂糖を使わず、野菜の茎などを煮込んだダシで甘みを出しています。サラダのサツマイモは三和区で採れた紅はるかです。 ほかにも店では給食の人気メニュー、ミートソーススパゲティや、たらこスパゲッティなどを単品で提供しています。
初日の13日(土)は園児や保護者およそ20人が参加しました。
保護者
「子どもの給食ってどんなものを食べているかわからないので行ってみたいと思った。実際に、食べているメニューや量を見ることができて、子どもの成長を実感できる」
保護者
「野菜が嫌いな子どもでも食べやすいように味付けしてあってありがたい」
栄養士の信田紘基さん
「上越野菜や地元のお米は美味しいんだ。味付けも上越らしい味付けにしていて、これが地域の味。この地域は美味しいものであふれていることを知ってほしい」
この取り組みは保護者たちに集まるきっかけを作り、交流を深めてもらうねらいもあります。
たちばな認定こども園 安田 詮秀 理事長
「コロナが5類になって制限がなくなり実現できた。子どもが食べている給食を家族で共有してもらえるのがうれしい」
給食の提供は毎週土曜日の午前11時から午後2時30分までで、1食660円です。期間は今年7月15日まで。
YAGAIYA
■問い合せ:TEL.025-545-1865
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