2023年05月10日 15:57更新
上越市の総合リサイクル企業「飛田テック」が、鉄スクラップ2万トンをバングラデシュに輸出することになり、現在、直江津港で積み込み作業が進められています。船は15日(月)に出港の予定です。
鉄スクラップを運ぶ船です。全長180メートルの大型船です。
積み込みは先月18日からはじまり、直江津海陸運送が作業にあたっています。
飛田テックによりますと、船1隻で2万トンの鉄を輸出するのは本州で最大級の規模ということです。
鉄スクラップは、車や建物の解体などで発生したもので、新潟、富山、長野から集められました。バングラデシュではスクラップが製鉄の材料になり、今年2月にトルコで起こった震災の復興に役立てられる予定です。
スクラップは高値で取引され、飛田テックがバングラデシュに万トン級で輸出するのは4回目です。ほかには、インドネシア、ベトナムなどに同じ規模で輸出した実績があります。
飛田テック 酒井悟 常務取締役
「間接的だが(トルコ震災の)復興の手伝いができるのはうれしい。当社は鉄くずを集め、保管する能力が高い。(輸出は)大型船が入れる直江津港や荷役企業、運送会社の協力で出来る。社員も誇りを持って仕事をしていると感じる。(創立70年の)節目の年に大きな事業ができてうれしい」
飛田テックは昨年度、年間8万トンの資源を輸出しました。今後は年間10万トンを目指しています。
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