2023年04月30日 11:35更新

ゴールデンウィーク初日を迎えた29日(土)、待望のカーフェリー「こがね丸」が直江津‐小木航路に就航しました。

カーフェリーが直江津‐小木航路に就航するのは3年ぶりです。29日(土)は佐渡汽船ターミナルで「こがね丸」の就航を祝って記念式典が開かれ、花角新潟県知事や中川上越市長をはじめ、国会議員など17人の来賓が出席しました。佐渡汽船 松本順会長
「本土からの観光客をできるだけ多く乗せ、佐渡からの乗客は目的に応じ便利に使ってほしい。物流では地域の産業経済の活性化を担うため一生懸命取り組みたい」

「こがね丸」は今朝7時、初めて乗船客286人、車58台を乗せて直江津港を出発し、折り返しの午後1時5分に直江津港に到着しました。小木からの便には155人、車両25台が乗船。上越商工会議所女性会などが乗船客を歓迎しました。

佐渡からの乗船客
「快適な船旅だった。気持ちだけ（酒を）飲んできた。窓が大きく風景がきれいに見えた。カーフェリーが来て非常にありがたい。船の訓練のとき小木港に皆さんが見学に来ていた。待ってました！」

こがね丸 伊藤慎二船長
「直江津始発から一往復してきた。沖合も海上は風・波もなく最高の就航日和だった。思い出に残る船旅を提供できる乗組員一同、精一杯つとめていく」

そして、小木行き午後1時55分の便には乗客196人、車両26台が乗りこみました。

直江津からの乗船
「きょうは帰省で佐渡に行く。まず運行してくれたことがありがたい」

出航の際は、上越市のキャラクターけんけんずや地元の人が、名立太鼓の演奏と共に、見送りました。

佐渡汽船ターミナルでは就航祭が開かれ、昼にはつみれ汁や一夜干しスルメがふるまわれたほか、5つの飲食店が出店してにぎわいました。

直江津から小木までの所要時間は2時間40分です。運行ダイヤは、直江津発が午前7時と午後1時55分、小木発は午前10時25分と午後５時20分です。こがね丸の2等料金は大人1人3300円です。詳しくは佐渡汽船のホームページをご覧ください。