2023年01月05日 11:20更新
新しい年を迎え上越市の卸売市場で5日(木)早朝に初競りがおこなわれ、威勢の良い掛け声が響きました。
野菜や果物などを扱う新印上越青果の初競りは午前6時45分過ぎからはじまりました。縁起物の宝船6艘がセリにかけられるとご祝儀相場の1万円でつぎつぎ競り落とされていきました。
小売業者
「宝船は毎年決まって競り落とす。初入荷を知らせるため店に飾る。宝船に乗って良い年でありますようにという願い」
「初競りは一年の出発。良い商売ができますように。コロナの収束、ウクライナの戦争が早く終わらないと景気が回復しない」
初競りの前には、式典も開かれ中川市長や販売業者などおよそ50人が出席し、新年の商売繁盛にむけて決意を新たにしていました。
新印上越青果によりますと、初日は去年暮れの寒波の影響で四国や九州のキュウリやトマトの入荷が少な目なうえ、原油の高騰を受け暖房を使うハウスものの野菜の価格がやや高めだということです。しかし、いずれも春先に向けて徐々に回復すると見ています。
新印上越青果の小森茂常務は「毎日口にするものを扱う身。少しでも皆さんの生活に貢献できるよう荷物を集め良いものを供給していきたい。地元の商品を発掘し全国にPRしたい」と決意を新たにしていました。
5日は隣にある一印上越魚市場と上越水産でも初競りや仕事始めの式典が開かれ、新年の商いをスタートさせました。
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