2022年07月31日 19:31更新
全国高校総体、インターハイの柔道が8月6日(土)から始まり、上越高校の3年生、渡辺渚月さんが48キロ級に出場します。得意の背負い投げと巴投げで全国の強豪に挑みます。
渡辺渚月さんは体重48キロ以下が出場する6月の県予選決勝で、開志国際の藤田理沙さんと対決しました。渡辺さんは藤田さんに3戦3敗とこれまで1度も勝ったことはありません。しかし、この日の渡辺さんは違いました。県予選に向け、自分が相手に両そでをつかまれて不利な体勢になっても攻撃に転じる練習などを繰り返した結果、決勝で藤田さんに初めて勝って優勝、初めてのインターハイ出場を決めました。
渡辺渚月さん
「組手を徹底して練習してきたので、優勝できてうれしかった」
渡辺さんは糸魚川市出身で小学校2年生から柔道を始めました。得意技は巴投げと、背負い投げです。
足で相手を押し上げて投げる「巴投げ」
県予選の決勝でもこの2つの技で全国への切符をつかみました。県予選後の北信越大会では3位でしたが、渡辺さんは満足していません。敗れた準決勝では、相手のペースに飲まれて自分の柔道ができなかったとして、いまは組手から自分の得意な体勢をつくり、素早く技を仕掛ける練習を繰り返しています。監督の河井英雄さんは、渡辺さんの強さは指導されたことを素直に受け止め、練習に生かすことにあると言います。
渡辺渚月さん
「1本1本を集中して大事にし、悔いが残らない試合をしたい」
上越高校の柔道部からインターハイに出場するのは5年ぶり、48キロ級では初めてです。インターハイの柔道は8月6日から始まり、渡辺さんの試合は9日に行われます。
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