2022年04月16日 16:56更新
保護されたネコを守ろうと、ネコグッズを集めたチャリティーイベントが、あす17日(日)まで上越市市民プラザで開かれています。
このイベントは、捨てネコや殺処分をなくすための啓発活動として開かれ、今回で4回目です。会場には、ネコをモチーフにした雑貨やスイーツなどを扱う30以上のブースが並びました。その9割ほどは、市内からの出店です。
イベントでは、出店料と企業などからの協賛金が、動物の保護啓発活動に取り組む市民団体「しっぽのなかま上越」に全額寄付されます。過去3回のイベントでは、総額およそ25万円が寄付され、野良ネコを保護する道具の購入や、病院への搬送、預かる間のエサ代などに使われたということです。
来場者
「家で2匹飼っていて、1匹は保護団体から譲渡してもらった。少しでも幸せになる子が増えてほしい」
なかには、高校生が出店するブースもあります。
出店した高校生
「オリジナルのポストカードやシールを作成。高校生は大人よりできることが少ないが、こうやって作品で力になれるのは嬉しい」
しっぽのなかま上越では、年間およそ30匹のネコを保護しています。現在も29匹が保護されていて、ボランティアが一時的に預かり、新しい飼い主を探しています。
団体では、外にいるネコへの無責任なエサやりをしないことや、去勢手術の必要性を呼びかけています。
しっぽのなかま上越 南良子さん
「譲渡会でネコを飼っている人や飼おうとしている人にはアピールできるが、大勢の人に知ってもらうのは難しいので、こういったイベントはいい機会。ペットとして飼うのがブームになって、あまり知識がない状態で飼う人も増えている。捨てネコなど長く生きられないネコがいなくなることが一番だが、いたときには手を差し伸べて幸せな人生が送れるようにサポートしていきたい」
イベントは、あす17日(日)も開かれます。場所は上越市市民プラザ、時間は午前10時から午後4時までです。
また、しっぽのなかま上越では、毎月譲渡会を開いています。4月は、30日(土)に上越市の保倉体育館で行われます。入場には、事前の申し込みが必要です。
詳しくは、しっぽのなかま上越のホームページをご覧ください。
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