2022年03月28日 11:31更新
勉強などができる場所づくりを目的に、佐渡市内の高校生による高校生のためのフリースペースの運用が試験的に始まりました。
企画したのは新潟県立佐渡総合高校2年の伊藤麻衣さんです。3月12日(土)、佐和田地区河原田諏訪町にあるHostel Perch 内のスペースを利用して開催されたのは、その名も「Ⅿy cafe」。
伊藤さんは「高校の同級生から『カフェなどで勉強できる場所など市内にはほとんどない』との声を聞いた」とフリースペース運営のきっかけを話します。Ⅿy cafeという名前は「自分の麻衣という名前と、利用者自身の場所になってほしいという思いから付けた」ということです。
今回の取り組みは、地域の未来を担う人材の育成や子どもたちにより良い学びの場を提供しようと、学校や市内の様々な関係者などで組織される「佐渡教育コンソーシアム」から活動の支援を受け、授業で取り組む「総合的な探求の時間」のモデル事業として実現にこぎつけました。
この日は伊藤さんのクラスメイトが運営のサポートを行い、より良いフリースペースになるよう取り組んでいました。
さらに、訪れた人にオススメの勉強方法を書いてもらうほか、伊藤さんが普段参考にしているYouTubeに投稿された学習に役立つ動画を上映するなど、場所づくりのための工夫がありました。
大学進学を目指す伊藤さんは、島内で勉強のために利用できる場所の少なさを課題に感じ、高校生が気軽に立ち寄れる空間を用意したいと考えています。伊藤さん自身もおよそ40分かけて佐渡総合高校へ通学していることから、勉強する場所と時間の確保に苦労しているということです。
伊藤さんは今後の展望について「現在は土曜日の開催ですが、平日の放課後に活用してもらえるように運営できれば」と話しています。また、気軽に立ち寄ってもらえるようなフリースペースづくりを目指し、今後も継続的にイベントを行えればと意欲をみせています。
佐渡テレビジョン
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