2022年02月14日 12:51更新
妙高、火打、大毛無の地元3山がデザインされたスキー板、「妙高連山」ブランドを妙高市の企業がこのほど立ち上げ、初となる試乗会が12、13日にキューピットバレイで開かれました。
こちらが「妙高連山」ブランドの基本モデル、青色で長さ160センチの「妙高蒼天」と薄いピンク色で長さ150センチの「妙高桜花」です。どちらもテール部分に妙高、火打、大毛無の3つの山が描かれています。
企画、デザインをしたのは妙高市中川で防災コンサルや測量を手掛ける有限会社アサップです。青森県のスキー・スノボメーカー、ブルーモリスに製作を依頼し、販売しています。
同社の小川克昌代表取締役は「私自身がスキーを趣味にしていて、自分の乗りたいスキー、大好きな妙高のスキー場で楽しめる妙高らしいスキーを作りたいってのがきっかけ。トップスキーヤーが履くスキーはメーカーが沢山作っているが、ちょっと時間があいてリターンで帰ってきたスキーヤーやこれから始めるスキーヤーが手軽に楽しめるスキーがなかなかないので作った」と話します。
「妙高蒼天」と「妙高桜花」は税込3万1,900円。低価格帯ながら軽量で操作性が高い板に仕上げました。このほかに、妙高連山ブランドでは中上級者向けで受注生産の「Myoko-Potion」(税込14万800円)と「Myoko-Passion」(税込12万4300円)。
スノーシューのように長靴やブーツでも着用できるビンディングを備えた「Myoko-SNOW HIKE」(税込62700円)の5種類をそろえています。
キューピットバレイではブルーモリスの試乗会にあわせて今回初めて妙高連山の無料試乗会も開かれ、愛好家たちがその滑りを体験していました。
上越市の男性は「大回りも小回りも癖無く、雪への食いつきも良くてすごく滑りやすかった。跳ね返りもあってすごく楽しかった。デザインは渋くていい。後ろに妙高の連峰が入っているのは地元のスキーヤーとしては誇りに思う板。とても興味を持った」と太鼓判を押していました。
アサップでは今後も不定期で試乗会を開いて妙高連山ブランドの魅力を伝えていくということです。小川さんは「以前は雪国の副業として家具職人や木工職人がスキーを作っていた時代もあったが、いまはそうゆう時代ではない。やはり新潟らしい、上越妙高らしいスキーは過去の歴史を踏まえて残していきたい」と話していました。
妙高連山のスキーを購入したい人は妙高市中川のアサップのホームページから注文できるほか、実物を手に取って見たい人向けに上越市仲町2の小島スポーツでも取り扱っています。
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