2022年02月03日 16:42更新
上越教育大学の令和2年度の教員就職率が87.9%と、全国の国立教員養成大学で最も高い就職率だったことがわかりました。上越教育大学の教員就職率トップは平成12年度以来20年ぶり、4回目です。
教員就職率の調査は、文部科学省が全国に44ある国立教員養成大学、学部を対象に毎年行っています。それによりますと、去年3月に卒業した人から、大学院などへの進学者と保育士へ就職した人を除く上越教育大学の教員就職率は、前年度より7.9ポイント高い87.9%で全国1番でした。
卒業した165人のうち、教員就職者は小学校教員が102人、中学校が16人、高校が4人、幼稚園が1人の123人でした。そのうち正規採用は97人でした。
ちなみに、教員就職率の2位は大分大学で79.3%、3位が鳴門教育大学で77.4%でした。
上越教育大学の林泰成学長は「教員就職率が全国1位になって大変嬉しく思っている。修了した学生たちが頑張ってくれたのはもちろん、それを支援した教職員も様々な形でバックアップしている。みんなが一丸となってこの結果に結びついた」と話しました。
上越教育大学では独自の教育プログラムとして、教育実習を学生の母校ではなく、大学から近い上越、妙高、糸魚川、柏崎の4市の学校で行っています。こうすることで、実習の間でも大学の職員などから直接サポートを受けられるメリットがあります。また、講義では現場教育で欠かせない板書を指導する内容もあり、実践力の強化に取り組んでいるということです。
林泰成 学長
「学生たちが気持ちでくじけそうになることはあると思うが、例えば実習で失敗したときではアドバイスできるようにするなど、体制を整えていきたい」
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