2022年01月18日 10:05更新
海岸清掃を通じて海洋プラスチックの現状を知った妙高市立妙高高原北小学校の4年生が、海洋汚染をアピールするポスターを作りました。
完成したポスターです。上半分が2021年、下半分は2050年の海をイメージしています。上の部分では、海にゴミが浮いていて、魚の体には海洋マイクロプラスチックがたまっています。一方、2050年の海では、魚よりもゴミの量が多い様子が表現されています。
児童
「2021年は、明るい色に。2050年は、ゴミで汚れるので暗い色にしました」
児童は今年度、SDGsを学ぶ中で、海洋汚染を調べてきました。去年秋には、直江津の海岸清掃でプラスチックゴミが細かくなって、マイクロプラスチックになっている現状を目の当たりにしました。
児童は17日に妙高市役所を訪れ、完成したポスターを入村市長と川上教育長に手渡しました。
ポスターを受け取った入村市長は、妙高市がSDGsをまちづくりに生かす全国10か所のうちのひとつに選ばれていることを説明したうえで、「ポスターからみんなの思いをすごく感じる。2050年に向けて警告になる。その意識が国を変える一番の根っこです」と称えていました。
児童
「ポイ捨てを軽い気持ちでする人がいる。軽い気持ちが未来では大変なことになる。ポイ捨ては、やめてほしい」
ポスターは50枚ほどあり、道の駅あらいや学習に協力した無印良品 直江津などにも寄贈されます。また、来月27日に開かれる妙高市のSDGsフォーラムでは、児童がこれまで学んだことや、未来に向けた取り組みを発表することにしています。
ポスターは学校が作った分のほかに、市が新たに300枚印刷し、市役所や各支所に貼ることにしています。
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