2021年09月26日 14:40更新
高田城址公園で城の痕跡として残る「土塁」の景観と環境を整備しようと、雑木の伐採と土壌にウッドチップを撒く作業が26日に行われました。
土塁の環境整備が行われたのは上越教育大学附属中学校の北西部分、約2500平方メートルです。ボランティア活動として去年に続いて2回目の実施で、今回は市の都市整備課と公園緑地建設業協会の15人が参加しました。
同課の山辺志信副課長は「昨年、高田公園の名称が高田城址公園に変わったということを契機に、歴史博物館がリニューアルされて屋上から自由に見学してもらえる状況になったが、『ジャングルみたいだ』『見栄えが悪い』など、対岸の土塁が荒れているという市民の声があった。かつての土塁の姿を見られるようにボランティア活動として環境整備している」と話します。
作業は雑木となるハンノキを伐採し、切った幹を土塁から運搬したほか、一部の枝木を破砕機でチップ状にして土の上に撒きました。こうすることで雑草が生えにくくなるということです。
山辺副課長は「もともとは雑木林のようだったが、本来の土塁のあらわしが見えるようになった。これからは元々お城であったこと、特徴的な土塁を見てもらえるようになったと思っている」と話していました。
Copyright (C) 2016-2023 上越妙高タウン情報 All rights reserved.