2021年07月10日 05:58更新
妙高市立新井南小学校と妙高小学校の児童が9日、オンラインを結んで人口減少をどう解決するかなど意見を交わしました。
発表したのは新井南小学校の5、6年生と妙高小学校の6年生あわせて40人です。両校の児童は4月から自分の住む地域の課題を調べ、解決策を考えてきました。9日はふたつの学校をオンラインで結び、その成果を発表しました。
このうち、新井南小学校の児童は、学校がある南部地域の交通の便が悪いことで買い物や通院が不便となり、人口減少に拍車がかかっていることを報告しました。そのなかでは、市役所や警察署などで調べた資料や住民アンケートの結果を引用して、深刻な状況を浮き彫りにしました。
そして、今後どうしたらよいか、具体的な解決策を発表しました。なかには通院の不便を解消するために遠隔診療や薬の宅配などのアイデアもありました。
一方、妙高小学校の児童は雪を生かしたイベントで、地域を㏚するアイデアなどを発表しました。
アライ南小学校の児童は「雪の多いまちなので特色いかす地域のお祭りをするのは良いアイデアと思った」「南部の自然を生かしよくしていこうと思った。南部が好きになりました」といった声が上がっていました。
この取り組みは、児童の郷土愛とICT能力を高めようと、妙高市が今年度から市内すべての小学校を対象に実施しています。この日の発表は、ほかの小学校の6年生に配信されました。学校をオンラインで結ぶ交流学習は、今後ほかの学校でも順次おこなわれます。
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