2021年03月18日 16:48更新
田んぼ約560ヘクタール分をまかなえるJAえちご上越の新しい育苗センターが妙高市の新井地区に完成し、18日に竣工式がおこなわれました。
完成したのはJAえちご上越新井育苗センターです。新井地区にはこれまで、育苗センターがなかったことから、JAでは安定したコメの生産とコストの削減を目指し、センターの建設を進めてきました。
建物は鉄骨造り2階建て、最新設備を導入して生産できる苗箱は約10万箱、田んぼ約560ヘクタール分への供給ができます。
最大の特徴は工程の自動化です。
これはコメの種をまく播種作業で使うロボットアームで、苗箱を軽々と持ち上げることができます。
これは、自動で種や肥料をまく製造ラインです。
18日開かれた竣工式には、JAえちご上越の職員や地元関係者などおよそ30人が参加しました。
JAえちご上越の笹原茂会長は「このセンターの新設により労力を軽減でき、安定した苗も生産できる。運営は法人が集まり合同で行う。センターが地域の農業振興に役立つと考えている」と話しました。
センターの本格稼働は来月3日です。施設の完成で、JAえちご上越の育苗センターは管内11か所になりました。
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