2020年07月02日 12:20更新
枝豆やトマトなど園芸作物の栽培技術や課題を探ろうとJAえちご上越は30日、上越市内のほ場を見て回った。
この日はJAえちご上越や県の職員約40人が上越市内の農家4軒を回った。そのうち藤田敏典さんの畑ではハウス12棟でホウレンソウを栽培している。
ハウスでは4日から5日おきに種をまき、収穫時期を分散させることで出荷を5月末から11月末までの半年間にしている。 肥料は「有機石灰」など3種類を使っていて収穫前1か月間は「コラーゲンG」という肥料を2回追肥する。
藤田さんによると今使っている肥料では例年カリとリン酸が過剰になってしまうため、今後はJAの指導を受けながら別の肥料を検討していきたいということ。
JAえちご上越管内の農地は約1万2,000ヘクタール、その9割ほどが稲作、そのほかが園芸作物。JAでは上越ならではの野菜の特産化を目指し枝豆やキャベツ、アスパラガスなどの栽培を推進している。
JAえちご上越の羽深真一理事長は「高収益作物を作るためにほ場整備をしている。全体の2割で高収益作物を作りたいという話しがあったなかで、1品目1億円を実現して、さらに園芸を拡大していきたい」と話していた。
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