2020年06月23日 16:31更新
上越市高士東部地区の田んぼでは、令和5年度からのほ場整備が計画されている。開発により、元々あった自然が損なわれないようにするため、23日に農業用水路の生き物調査が行われた。
県は高士東部地区の田んぼ19.2ヘクタールを大型機械が導入できるよう、ほ場整備する計画。工事の前には周辺の環境を調査する必要があり、田んぼと農業用用水路の生き物を調べた。調査には地元の上越市立高士小学校の3・4年生16人も参加した。
関川水系土地改良区 整備課の松野龍郎 副課長は「小学生は10年後、将来的に地域の担い手となる。生き物調査を通じてほ場整備を考える機会にしてもらえたら」と期待を寄せている。
この日はヤゴ、カエル、ミズカマキリなどを捕まえた。そして妙高市理科教育センターの小堺則夫さんから生き物の説明を聞いた。
児童は「楽しかった。噛んでも痛くない虫ならさわれる!」「虫は独特な進化を遂げている…」などと話していた。
小堺さんは田んぼは身近な自然で大切だとして、ほ場整備の後も生き物が水路と田んぼを行き来できるようにしてほしいと話していた。
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