2019年12月04日 17:02更新
地域の特産品を都会の人や観光客に売り込むにはどうしたらよいかを学ぶビジネスセミナーが3日、上越市の料亭・やすねで開かれた。
ビジネスセミナーは東経連ビジネスセンターの協力で、JCVが定期的に開いている。今回は上越信用金庫・新井信用金庫の連携企画として開催した。
今回講師を務めたのは、全国各地でリゾートショップを手がける湯沢町出身の高村秀夫さん。高村さんは県内の地酒すべてを味わえる「越後お酒ミュージアムぽん酒館」を平成7年、JR越後湯沢駅にオープンさせた。現在は新潟駅、長岡駅にも出店している。
セミナーでは新潟をテーマに、どのように「ぽん酒館」を展開して、観光客などにアピールしたのかそのノウハウを紹介した。
高村さんは「飲みたい酒と飲みたかった酒がここに来れば飲める。これはこれまでにない体験。初めての(利き酒)機械なので問題が多かった。酒蔵にダメと言われたくなかったので、一生懸命(機械の改良を)やった。『何をしようとしているのか』一言で言い抜けることがコンセプト。コンセプトを持ったチームは意識をしなくても上限へと自分たちの力で上がっていく…」と話した。
講演を聞いた参加者は「自分たちのミッションに沿ったコンセプトを1から立て直したいと思った。とても良かった」と話した。
高村さんは起業したい人に向けて「情報を持っている人が勝ち。出来るだけ人の話を聞くようにしてきたし、繁盛店があれば見に行くようにしてきた。それが必ず醗酵してくる。まずはじっと待つ。やらざるを得ない時が来る。その時が起業のチャンス」と話した。
セミナーの模様は後日JCVで放送する予定。
※ご覧の記事の内容は2019年12月4日(水)JCVニュースLiNKで放送予定(TV111ch)初回18:30
※プレミアム会員 見逃し視聴(配信期間 12月4日 19:00~10日 19:00まで)
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