2025年04月12日 11:00更新
寺の本堂などが国の登録有形文化財に登録される見通しになっている上越市寺町2丁目の常敬寺の歴史などをまとめたガイドブックが完成し、10日(木)から配布されています。
ガイドブック「寺院ZINE(ジン)」はA6の文庫本サイズでおよそ60ページあり、副住職の中戸真義さんが740年に及ぶ歴史を門、寺、紋章の3つに分けてまとめました。
ガイドブックでは常敬寺は浄土真宗を開いた親鸞聖人の孫で、僧侶の唯善が開いたこと。戦後、寺に進駐軍が来て門には英字の看板が掲げられたことなどが写真付きで紹介されています。
3月に国の文化審議会は常敬寺の山門、本堂、鐘楼の3つを国の登録有形文化財に登録するよう答申しました。これを受け、中戸さんは観光客などに寺を訪れてもらおうとガイドブックを作りました。発行に向け、寺に関わる論文などを1年かけて読み込むなど準備を進めました。表紙や挿絵のイラストは知り合いの漫画家に協力してもらいました。
中戸真義 副住職
「創建から740年経っているが、ちゃんとした歴史書は今までなかった。幅広い人に楽しんでもらえるように編集を進めた。写真やイラストでビジュアル的にも楽しんでほしい」
ガイドブックは1冊500円、常敬寺で買うことができます。
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