2025年04月12日 13:31更新
患者の早期回復を願う恒例の薬師祭が上越市の川室記念病院で開かれました。今年は元患者が作った高さ90センチの薬師如来像がまつられました。
川室記念病院は147年前の明治11年に眼科医院として開業し、敷地内に患者の早期回復を願って薬師如来をまつった薬師堂があります。目の病気だった患者がお参りをしたことで回復が早まったという評判が広まり、長野県や刈羽村から治療に訪れる人もいたといわれています。川室記念病院では毎年4月に薬師祭を開いています。
11日(金)は病院関係者や患者など40人ほどが参加し、日本三薬師のひとつで柿崎区にある米山薬師の別当寺、密蔵院の住職がお経をあげました。
今年は薬師如来像を新しくしました。高さは90センチほどです。
作ったのは妙高市に住む元患者の石田幸男さんです。長野県飯山市の木彫教室に10年以上通っていて、およそ1年4か月かけて完成させました。
石田幸男さん
「(台座の)花弁は1枚ずつ掘っていく。やって良かった。お参りに来てくれた人の心の拠り所になれば良い」
川室記念病院 川室優理事長
「末永くこの地に残ってもらいたい素晴らしい彫刻。病院なので入りにくいと思う。地域の人もお参りできるようにしたい」
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