2019年10月30日 17:44更新
上越市大和地区のシンボルとして知られる大ケヤキの隣接地にまもなくドラッグストアがオープンする。ところが、この店の看板がケヤキの景観を損なっているとして、地元町内会などがドラッグストアに改善を申し入れたところ、看板を見えにくくする目隠しフェンスが設置されることになり、地元では安どの声が広がっている。
上越市今泉にある大和神社の境内には町のシンボルの大ケヤキがそびえているが、その奥に赤い看板が見えている。
看板にあるクスリのアオキは来月中旬のオープン予定で、店舗はほとんど完成している。地元の町内会などがこの看板に気付いたのは先月11日のこと。
当時のことについて、上越妙高駅と共に歩む会の石平春彦会長は「青天の霹靂だった。びっくりして頭が真っ白になった」と話す。
その1週間後、町内会や地元の市民団体などは、大ケヤキのそばに看板が見えるのは景観にそぐわないとしてクスリのアオキ本社に是正を求めた。その結果、大ケヤキ側から店の看板を見えなくする目隠しフェンスを店の駐車場に設置する回答をすみやかに得られたという。
石平会長は「アオキ側も事情を知らず驚いていた。その後、住民側の想いをくんで努力してくれたのでスムーズに事が進んでくれた」と話した。
目隠しフェンスは高さ6m、横幅が11m60㎝。工事は2回に分けて行われ、フェンスだけなく近くにある電柱の移設も行われる。完成は来年春の予定。 石平会長は「これを一つの契機に、今後も大ケヤキの保護に努めていきたい」と話した。
※ご覧の記事の内容は2019年10月30日(水)JCVニュースLiNKで放送予定(TV111ch)初回18:30
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