2016年10月27日 13:42更新
上越市立南本町小学校の校庭に浮かび上がったのは、上越市が購入予定の国宝の刀「山鳥毛(さんちょうもう)」を振り上げ、馬に乗る上杉謙信公。これは南本町小学校で3年前から始まった雑草を刈り取ってアートを楽しむ取り組み。その名も「庭アート」。児童は毎回校庭にどんな絵が浮かび上がるか、楽しみにしている。
手がけるのは用務員歴38年の岩﨑和義さん。児童に楽しんでもらおうと3年前からはじめ、その時々の季節や話題のものを題材に年に3回ほど製作している。制作期間はトータルで約1日。この日は約20m四方の庭で最後の仕上げに取り組んだ。
児童は休み時間になると校舎の3階に集まり校庭をのぞいて庭アートを楽しんだ。南本町小学校の新崎俊博校長は「庭アートは児童の情操教育の面からみても価値のある取り組み。今後も続けてもらいたい」と話している。