2019年02月03日 17:28更新
上越市横畑(よこばたけ)地区で3日、小正月の行事「馬(うま)」が行われた。
「馬」は、上越市の横畑地区に伝わる小正月行事。
行事は40年ほど前を最後に一旦途絶えていたが、20年ほど前から地元の有志により復活され、毎年この時期に行われている。
きょうは、地元の潮陵(ちょうりょう)中学校の1年生から3年生の生徒27人もこの行事に参加した。
「馬」の行事はまず、「田ならし」と呼ばれる田んぼの代かきの動作から始まり、その後、農耕馬に扮した人たちが「ヒヒーン」という声と共に大きく飛び上がる。飛び上がる高さがより高く、畳から埃が多く上がるほど豊作に恵まれるといわれている。
潮陵中の生徒による「馬」
中学生の「馬」の後は、こども達による「子馬(こうま)」
潮陵中3年の竹内広修さんは、「地元の集落の出身なので、この行事は小さなころから参加しています。大人になってもこの行事に参加して、地域を盛り上げていけたらいいと思います」と。
また、潮陵中の田中和人校長は「実際にこうゆう伝統的な行事に参加して、自分の目で確かめて、肌で感じて郷土愛を育んでほしいと願っています」と話していた。
中学生の馬と「子馬」に続いて、いよいよ地元の大人による「大馬(おおうま)」が行われた。会場からは「よいしょ」、「がんばれ」などと、掛け声や声援が上がった。
地元有志で「大馬」に参加した横田正美さんは「大馬で飛ぶ人も高齢化も含めて少なくなってきている。中学生は一番元気にはね馬ができる世代。本当にありがたいと思っています。いずれこの地域で継承してくれるという面でも有意義であった」と喜んでいた。
※ご覧の記事の内容は2019年2月4日(月)JCVニュースLiNKで放送(TV111ch) 初回18:30~
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