2018年07月07日 05:30更新
上越市のテニスクラブ「ファーストテニスアカデミー」は、このほど、閉鎖されていた板倉区のテニスコートをホームコートとして再生し、青少年のテニス教育施設として活用をはじめた。
コートには砂入りの人工芝が敷かれている。広さはコート3面分あり、22人が同時に練習できる。また、照明を取り付け夜も練習できる環境に。
このコートは上越市が所有しているが、老朽化で5年前から閉鎖されていた。それを上越市のテニスクラブ「ファーストテニスアカデミー」が再整備した。
テニスアカデミーには、小学1年生から高校2年生まで約20人が所属。これまでの練習場所は、主に大日にあるテニスコートだった。しかし、保育園が建設されることになり、昨年閉鎖された。そうした中、板倉区のテニスコートは渡りに船、新たな練習場所としてうってつけだった。
子どもたちが整備に協力 コートへの思い入れも強く
再整備は、今年5月にはじまり、テニスアカデミーの選手も協力し汗を流した。整備に協力した高校1年生の三牧陽向さんは「モルタルをコートのひびに流した。自分たちのコートを手作りできた」と、コートへの思い入れを話した。
整備は先月、無事完了。生まれ変わったコートの砂入り人工芝は、ジュニア大会の会場と同じ環境だ。テニスアカデミーはおととし、15歳以下の全国選抜ジュニア大会の女子シングルスで県内初めてとなる優勝を果たした。新しいコートは今後の選手の育成に役立つものと期待されている。テニスアカデミーの代表、杉澤康一さんは、整備について「経済的にも大変だったが、子どもたちも喜んでいると思う」と話している。
代表の杉澤康一さん
高校2年生の横尾俊介さんは「試合会場に近い環境で練習ができてうれしい。インターハイを目指し、プレーで恩返しができるようにしたい」と、さらなる活躍を誓った。コートは一般の人も利用でき、すでに予約も入っているという。詳しくは「ファーストテニスアカデミー」まで。
ファーストテニスアカデミー http://www.fta51.com/summary.htm
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