2018年06月02日 08:03更新
今が旬の野菜、「大根の実」をご存知ですか? 上越地域で栽培しているわずか1軒の栽培農家を取材した。
こちらが大根の実。その名の通り大根の花が咲き終わって出来る実、「種子」のこと。
生で食べても、浅漬けにしても辛味があり大根そのものの味がする。
大根の実を栽培しているのは上越市三和区水吉の農家、清水峯一さん夫妻。8年前から栽培を始めた。「昔食べていたと聞いて、ちょっと出してみたら売れた。評判が良かったので栽培しようと……」。
一般的に、大根は夏に種をまき、秋の収穫が終われば、年明け、春には別の作物を植えるが、清水さんは違う。その結果、収穫でとり残した大根や未熟なものが年を越して成長、花を咲かせてちょうど今の時期、種をつけるというわけ。
清水さんはできた実を一つ一つを手作業で収穫する。大根の実、三和地区ではかつては味噌漬けなどでよく食べられていたという。清水さんのおすすめの食べ方は一夜漬け。「晩酌のつまみにも良い」と話す。
生では辛味があるが、茹でると辛味が無くなり子どもでも食べられるようになる。
清水さんの「大根の実」はあるるん畑で販売されている。一袋150g入りで200円。試食用に浅漬けが用意されている。販売は6月上旬までの予定。
Copyright (C) 2016-2023 上越妙高タウン情報 All rights reserved.