2018年05月25日 18:09更新
全国的に人手不足が進むなか、上越市シルバー人材センターではこの5年間で、人材派遣の件数が40倍になっていることがわかった。
これは25日に開かれた上越市シルバー人材センターの定時総会で報告された。昨年度、センターに登録された会員数は1,039人で前年より14人減少した。平均年齢も1.2歳増の72.5歳だった。
会員が減った背景には定年延長や雇用延長で新規会員が少なかったことがある。その一方で、全国的に人手不足が進むなか、企業などからの派遣の依頼が増えている。
契約額は昨年度、9,920万円で5年前の2,273万円と比べ約4.4倍増となっている。シルバー人材センターの井部博光 理事長は派遣の依頼が増加していることに対し「今までの知識・経験で責任感を持って仕事をしてくれるので、企業からも非常に評判が良い」と話し、特に女性会員や介護、子育て援助、放課後児童クラブ補助員などが多いという。
上越市シルバー人材センターでは今後、新規会員のさらなる獲得をめざす方針で、それとともに業務の安全確保にもなお一層取り組むということ。同センターではホームページや講習会を通して、新規会員の獲得を行っていく予定。
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