2017年12月23日 08:57更新

地元のアーティストらが、高齢者に交通安全を呼びかける曲を作った。歌詞には方言を盛り込まれていて親しみやすく、高齢者に広がることが期待されている。

タイトルは「まほうのことば」。歌手や音楽プロデューサーなど芸能活動に携わる地元の男女４人が警察署員の依頼を受けて作った。22日、４人が上越警察署を訪れ曲のはいったCD500枚を警察や交通安全団体に贈呈した。

歌詞の内容は、ひさしぶりに帰省した孫と出かけた祖父母が、「危ねすけ　しょおしがらずに　みぎひだり」と方言で交通安全の心がまえを教えるもの。孫にはこの言葉が自分を守る「まほうのことば」に聞こえたというもの。この言葉にこたえて孫からは「慣れた道でも油断しないで」と語りかけられる。

警察によりますと上越市と妙高市では65歳以上の高齢者が関係する事故が増加中だということで、交通安全教室などでこの曲を流して少しでも事故を減らしたい考え。今後、曲に合わせたダンスもつくられ、年明けには動画投稿サイトユーチューブにアップされる予定。

曲作りを企画した「お孫さんと一緒に歌ったり踊ったりして交通安全意識を高めて」と話していた。