2024年11月20日 19:22更新
上越市高田本町商店街の歴史や創業100年以上の老舗の魅力を、絵看板にして発信している「高田本町百年商店街実行委員会」が新たにユニークな絵看板5枚を制作しました。今回は創業100年を目指す「若い店」のデザインを、上越教育大学の学生など「若者」が手がけました。
これが新しく作られた絵看板5枚です。これは「肉の米久」の看板です。
店の名前はコメを販売していた店からのれん分けした歴史があり、看板に稲穂が描かれました。
これは「お茶の小酒井園」の看板です。描かれているのは大きな急須とかつて贈り物などのために店で作っていた水引きです。
いずれも創業100年を目指している店の特徴や魅力がデザインされています。
絵看板づくりは上越市高田本町商店街の歴史や創業100年以上の老舗の魅力を発信しようと、「高田本町百年商店街実行委員会」が6年前から取り組んでいます。
今回、商店街に若い人を呼び込もうとデザインを初めて上越教育大学の学生や大学院生、附属中学校の生徒に依頼しました。
高田本町百年商店街実行委員会 代表 宮越紀祢子さん
「希望する100以上の店の看板は全て作った。今度は100年を目指す店と一緒に頑張っていこうと若い店に若い感性で看板を作ってもらおうと話が進んだ」
学生などは看板づくりに向け、7月から5つの店を回り関係者に店の特徴や歴史、要望も聞いてきました。
上越教育大学 大学院生
「看板作りに関わることで地域や店の歴史を知ることができた。これからもこの商店街が続くといいなと思って製作に参加した」
上越教育大学 芸術創造領域 教授 五十嵐史帆さん
「作った学生、関わった学生には商店街をより身近に感じてもらえたらと思う。一般的な人には今までとちょっと違う看板を見て『面白いな』って感じてもらえたら良いと思う」
看板は23日(土)、高田本町商店街で開かれるイベントでお披露目されます。イベントではすごろくをしながら絵看板が置かれている店を巡ることができます。絵看板の数は新作を含めると35枚になりました。
なお絵看板づくりは能登半島地震で被災した商店街などを対象にする国の被災商店街再建支援補助金を活用しています。
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