2024年10月21日 13:57更新
消防団が災害時に町内会などと連携して住民を避難させるための防災訓練がきのう10月20日(日)、上越市八千浦区で7年ぶりに開かれました。 訓練は災害時、消防団が町内会や自主防災組織と連携し、住民を速やかに避難させる手順を確認しようと上越市八千浦区の消防団が4年に1回開いています。今回はコロナ禍を経て7年ぶりです。八千浦分団 山本哲也分団長
「能登半島地震を受け、直江津にも津波が来たので自分たちの地区も他人事ではないと訓練を実施した」
参加したのは5つの消防団員、およそ50人や10の町内会の関係者など合わせておよそ270人です。訓練は能登半島地震があったことを受け、上越市で震度6強を観測して、大津波警報が出されたことを想定して行われました。市の津波ハザードマップによりますと八千浦地区が浸水するおそれはありません。しかし訓練では想定を超える災害が起きたことを想定し、消防団がそれぞれ担当する町内をパトロールして住民の避難を誘導しました。このあと団員が住民などに消火器の使い方や、毛布を利用して担架を作り、けがをした人を運ぶ方法などを説明しました。参加した西ヶ窪浜町内会の会長、平野幸生さんによりますと、能登半島地震の直後、町内の住民60人ほどが自主的に避難をしたということです。
平野さん
「能登半島地震の時も消防団が夜警をしてくれた。地域の安全安心の要は消防団」
山本哲也分団長
「地域と協力して安心安全な町内会にしたい」
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