2024年09月17日 15:14更新
上越市は観桜会や海水浴などの季節型観光から脱却しようと、今年度から春日山地域を通年で観光できるエリアに整備する計画を進めています。これに合わせ、観光客を呼ぶこむためのアイデアを考える市民向けのワークショップが始まりました。
計画の期間は今年度から2030年度までの7年間です。初年度のことしは、春日山地域に観光客を呼び込む仕掛けを考えようと、市民を対象としたワークショップが12月までの3回行われます。
初回のテーマは「春日山地域のあり方」です。地域の整備に取り組む地元のNPOなどを含む市民17人が参加し、グループに分かれて意見を出し合いました。参加者からは「土産を買える施設や謙信公を学べる施設がほしい」「広い駐車場があるといい」などの意見が出ました。
参加者
「謙信公が小学校の頃から好きで、私にとってはスーパーヒーロー。春日山をどうしたらいいか考えていたので、アイデアを出したい。謙信公好きの意見が入った計画ができたらいい」
春日山城跡保存整備促進協議会 折橋修 会長
「いろいろな意見があるが、大きく1つにまとまるといい。計画が発展してきちんと実行に移ることを期待している」
ワークショップは、テーマを変えて11月と12月にも行われます。その後、来年1月にはモニターツアーが行われる予定です。
市では、参加者の意見をもとに「観光コンテンツ計画」を来年2月までに作成する予定です。また、県外の人を対象に、春日山の何に関心を持っているかなどインターネットで調査します。
上越市魅力創造課 西森謙介 主任
「地域の人の思いがある。その思いを計画に生かして、皆さんと一緒に作り上げていきたい」
春日山エリアを通年で観光できるように整備する計画では、今年度から2026年度まではほとんどが調査や検討期間で、本格的な取り組みが始まるのは2027年度以降です。通年観光計画は上越市の中川市長が公約として掲げていて、春日山のほかにも直江津と高田もエリアになっています。
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