2024年08月08日 15:47更新
お盆を前にお供え用のリンドウの出荷が、上越市牧区で始まっています。
リンドウを栽培しているのは、牧区棚広新田の農事組合法人「みずほ」です。リンドウは、お供え用の仏花として近年需要が高まっていますが、暑さに弱いためほとんどが東北地方で栽培されています。
棚広新田の標高は420メートルほど。「みずほ」では、夏でも涼しい環境を生かして特産品を作ろうと、5年前からお供え用のリンドウの栽培を始めました。
組合によりますと、ほかの作物の栽培と比べ、暑さ対策や虫よけのネットをかける作業のほかは手間がかからないということです。現在栽培しているのはおよそ1500株です。
ことしは、暑さや水不足の影響もなく順調な生育で、例年通りお盆前の今月5日から収穫が始まりました。
作業は、1メートルほどに伸びたリンドウの茎を根本から10センチほどの高さで一本一本手で折って収穫します。そのあと、一晩水揚げして、大道福田のあるるん畑などに出荷します。
農事組合法人「みずほ」代表 佐々木芳延さん
「けっこう長持ちする花なので、ご先祖に喜んでもらい、自分でも飾って喜んでほしい」
値段は、10本700円からで、高いもので2000円になるということです。
リンドウは、あるるん畑のほか、10日に直江津駅前で開かれる「互の市」でも販売されるということです。
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