2024年07月23日 11:40更新
認知症や筋肉が衰える難病「ALS」の研究でノーベル賞が期待される妙高市出身の長谷川成人さんが、母校の県立高田北城高校の同窓会で記念講演をしました。
長谷川さんは妙高市出身の63歳です。昭和54年に高田北城高校を卒業し、現在、東京都医学総合研究所の脳・神経科学研究分野長として認知症や難病「ALS」の原因などを探る研究を進めています。研究では「ALS」の発症に脳やせき髄の中にある異常なたんぱく質が関わっていることを見つけ2年前、ノーベル生理学・医学賞の候補に名前が挙がりました。講演では高田北城高校に在学中、生物の授業で分子生物学に興味を持ったことが今の研究に繋がっていることを紹介しました。そのうえで研究成果が認知症や「ALS」を治療する薬の開発などにつながることを期待しました。
同窓会にはおよそ200人が参加し、長谷川さんの活躍に期待していました。
参加者
「高校の生物の授業のきっかけと聞いて卒業生として嬉しい。病気を根治できるような研究を続けてぜひノーベル賞を取ってほしい」
「こういった機会がないと卒業生に偉人がいたことを知らなかった。会社員として今働いているが長谷川さんを見習って、地元に貢献できる人になりたい」
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