2024年02月29日 09:15更新
上越市本町5目にある老舗菓子店、有限会社 新三野屋商店が今月20日に事業を停止し、21日に新潟地裁高田支部より破産手続き開始の決定を受けました。負債はおよそ3200万円です。
帝国データバンクによりますと、新三野屋商店は1914年、大正3年創業です。和菓子を主とした菓子小売業者です。「桜城浪漫」、「謙信まんじゅう」、「愛の兜」、笹団子などの商品や、2020年には「謙信酒まんじゅう」を発売し、地元に長年親しまれてきました。
過去には本町の本店のほか、上越市内に4店舗を展開し拡大してきましたが、2017年に北城店を売却し、その後は本店を含めて3店舗で営業を続けてきました。
近年の人口減少や競合により業況は厳しく、2023年5月期の年売上高は約2400万円にとどまり、損益面でも不採算となっていたとみられています。今期に入っても業況は厳しかったとみられ、先行き見通しが難しく事業継続を断念し、今回の措置となりました。
負債はおよそ50人に対し、3200万円ほどだということです。
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