2024年02月08日 14:25更新
障がいのある人の就職を支援する合同面接会が6日(火)に上越市で開かれました。
面接会は、ハローワーク上越が毎年秋と冬の年2回開いています。今回は、仕事を探している18歳から71才までのおよそ50人と、上越地域の企業17社が参加しました。参加者は希望する職種の企業をまわり、仕事内容を確認したり、働き方があうかどうかなど、採用担当者にたずねていました。
参加者
「今回初めて面接。去年2月に(病気)発症し休職していた。仕事をしていくうちに状態が悪くならなければいい。無理せず仕事ができれば」
障がい者の雇用について、民間企業の法定雇用率は、現在2.3パーセントで、従業員43.5人以上の企業は、障がい者を1人以上雇用することが義務付けられています。ハローワーク上越によりますと管内の障がい者の雇用率は、去年の6月の時点で2.52パーセントです。過去最も高く、国や県の数値を上回り雇用の輪が広がりつつあるということです。
今回出展している事業所のうち、上越市の廃棄物処理業のウェスティックエナジーは、現在16人の障がい者を雇用していて、雇用率はおよそ18パーセントです。
ウェスティックエナジー 関川玲緒 専務取締役
「(雇用者が)得意・不得意なことを気付いてあげて。ほかの社員ともチームワークを作るといい」
厚生労働省は民間企業の法定雇用率を、今年4月に2.5パーセントに改定します。さらに令和8年7月には、2.7パーセントに引き上げる方針を示しています。
ハローワーク上越 伊藤守泰次長
「障がい者の雇用情勢はまだ厳しい。法改正の内容について機会を捉えてセミナーなどで事業所に周知したい」
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