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石川県での捜索救助活動から帰還 上越消防隊員が市長に活動報告

2024年01月19日 10:29更新

今月1日(月)の能登半島地震で被災した石川県に、新潟県から派遣されていた緊急消防援助隊が現地での活動を終え、15日(月)に戻りました。17日(水)は上越市から派遣されていた2人の隊員が上越市役所を訪れ、活動内容を中川市長に報告しました。

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活動報告したのは、新潟県の緊急消防援助隊として上越地域消防局から派遣されていた、予防課副課長の古川敦さんと上越消防署の副署長、岡田昌也さんです。

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写真提供:上越地域消防局

新潟県からは、地震が発生した1日(月)から15日(月)にかけて、のべ872人の隊員が石川県輪島市などに派遣されていました。このうち上越地域消防局からは88人が派遣され、被害の大きかった輪島市の朝市通りを中心に倒壊した家屋などで行方不明者の捜索救助活動にあたりました。

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写真提供:上越地域消防局

第1次部隊に派遣された古川さんは、隊員が被災地へ向かうための活動拠点の確保にあたりました。活動拠点は被災地の中心部に向かって移動を繰り返し、最終的に被害の大きかった能登町の植物公園に隊員が寝泊まりするテントを張り拠点を確保しました。

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上越地域消防局 第1次派遣部隊
古川 敦 隊長
「土砂崩れや道路の陥没などで当初の情報通りのルートでは行けなかった。危険を伴うような、ぎりぎりの所を通らなければならないこともあった」

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写真提供:上越地域消防局

一方、第2次部隊に派遣された岡田さんは、輪島市名舟町の土砂崩れの現場で捜索救助活動にあたりました。上越市から輪島市までの移動にはおよそ16時間かかったということです。岡田さんはこのほか、倒壊した家屋での人命救助や行方不明者の捜索のほか、被害を受けた病院に入院していた人たちを別の病院に移す搬送を行いました。

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上越地域消防局 第2次派遣部隊
岡田昌也 隊長
「捜索現場でも緊急地震速報が流れた。地震警報器で隊員の二次災害の予防措置を取りながらの活動だった」

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写真提供:上越地域消防局

上越地域消防局の隊員は、派遣期間中に土砂崩れ現場で1人を救出したほか7人を救急搬送しました。

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中川市長
「過酷な現場だったと思う。なかなか思い通りに救助できなかったかもしれないが、無事に任務を果たし帰ってきてくれたことに感謝しています」

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上越地域消防局 池田聡局長
「各隊員がそれぞれの立場で経験したことを上越地域消防局に還元してもらい、上越地域を守っていきたい」

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