2024年01月18日 09:48更新
高齢化が進む上越市中郷区岡沢地区で、高齢者に代わって除雪をする団体「おかざわ除雪おたすけ隊」が発足し17日(水)から活動を始めました。
「おかざわ除雪おたすけ隊」は高齢化が進む岡沢地区で高齢者に代わり除雪をしようと去年12月に発足しました。地区の30代から70代までの12人が所属しています。
17日は活動初日となり、隊員5人が80代男性が住む家で屋根の雪下ろしをしました。
屋根には雪が70センチほどあります。隊員の中には休日を利用して作業をする人もいました。
利用者
「昨年頼んだ業者が解散して頭を悩ませていた。ひと声かけて動いてもらえるのは安心感が大きい」
除雪おたすけ隊 隊員
「皆さんと作業すると地域の一員として一体感があり、気持ちのいい仕事ができた。活動として方針があると力を貸しやすいので、組織を立ち上げていると参加もしやすい」
地元の町内会によりますと、住民へのアンケートでは屋根の雪下ろしなどを代わりにしてほしいという要望が10件ほどあったということです。
地区の人口は先月末現在で428人、高齢化率は5割ほどです。町内会では今後も高齢者が増え自分で除雪ができない人が増えるとみています。
こうしたニーズに応えようと、除雪おたすけ隊では町内会を通して除雪の依頼を受けます。活動に先立ち、市の補助金などを活用してロータリー除雪機1台のほかスノーダンプや安全帯などをそろえました。
除雪の依頼は町内の回覧板などを通して受け付けます。作業は有料で1軒あたり3人が行ないます。料金は1時間1万2000円からです。
除雪おたすけ隊 岡田雅彦隊長
「自主防災組織として地域で助け合い盛り上げるため安全第一で進める。雪が一気に降ったら自宅の除雪を優先されるため人数も集まらないこともあるが、臨機応変に対応していきたい」
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